勉強内容・進度作成のお手伝いします!
2023.6.16
こんにちは、兵庫県(さんだ)市、えんどう英語塾の大樹です。
最近中高生のテスト対策についてブログに書いていますが、今回は勉強の仕方よりもっと根本的な課題「勉強をする」ということについて書いていきたいと思います。
■勉強を始めることすらも難しい
東進衛星予備校の安河内先生が以前言(今もかぇ?)、「英語なんて言葉なんだ、こんなものやれば誰だってできるようになる。」って言ってました。
私が曲がりなりにも英語を教える仕事をさせてもらってるだけに、安河内先生の言葉は正しいと思います 笑
ただ「やれば誰だってできるようになる」の「やる」まで辿り着けないことが問題なんですよね。
学生さんも社会人の方も、本当に大忙しだと思います。
学生さんなら、そもそもの学校生活(学業・課外活動・行事など)・部活・友達付き合いなど、大人からみても大変です。
大人でしたら、仕事・家事・育児がありますよね。
特に仕事のストレスは勉強する気力すら奪い取るやっかいなものですよね。
学習の優先度が低いと、他のことに時間を取られてあっという間に寝る時間がきてしまいますよね。
ですから学生さんも社会人の方も勉強といっても、目の前のものをこなすだけで精一杯になってしまうのではないでしょうか?
自分はこれは勉強の内の半分の「作業」と呼んでいます。
つまり、わかっていることとわかっていないことを明確にすることです。
勉強で必要なのはもう半分の「習得・消化」(呼び方はどうでもいいのですが)だと思っています。
つまり覚えたものをいつでもどこでも自由に引き出せるようになることです。
■えんどう英語塾のサポート
色々アドバイはしたいことはあるのですが、ここではウチの塾の取り組みを一つご紹介します。
えんどう英語塾はご希望があれば、毎月の生徒様の学習スケジュールを作っています。
1日のうちで割ける学習時間・必要な学習内容・ご希望の学習内容などをヒアリングして、少し負荷をかけた内容の学習計画表を作ります。
ちなみに負荷をかけてそれができるならヨシとして、難しいならば再調整していく感じです。
実際のところは勉強はやってみないと分からないですからね。
■実際の取り組み
今回は高校生のHさんの例です。
Hさんにはこんな感じで学習スケジュールを作っています。
Hさんはリーディングがかなり上手にできます。
精読をずっと一緒にやってきたので文構造の把握がしっかりできており、そのおかげでHさんの和訳の美しさには自分もしょっちゅう驚かされています。
文法も質問すれば答えられたりすることが多く、比較的力があります。
で、頑張って欲しいのは単語です。
文法力やリーディング力に比べて、少し単語力が足を引っ張っています。
学校では『Target 1900』を使っているので、それをウチでも使っていますが学校とは別の範囲で進めています。
この目的は色々な範囲を見直すことで、以前ウチで勉強した内容や学校で勉強した内容とシンクロさせて単語を覚えやすくしてもらうためです。
共通テストなどのリスニングのことも考えないといけないですから、『Duo3.0』も併用してもらっています。
音源を聞きながらまとまった量の文を音読しながら覚えてもらっています。
この本は簡単ではないと言いますが、例文が覚えやすいので気に入ってくれています。
リーディングは夏までは『基礎英文解釈の技術100』に取り組み、読解力を固めてもらっています。
夏以降は解答力の向上や共通テストや入試に即した問題をしないといけないので、それまでは正確な読み方の強化を辛抱強くしてもらっていますが、Hさんはこの勉強は楽しいと言ってくれてもいます。
文法は学校で使っている『Next Stage』を繰り返してもらっています。
テスト勉強ではネクステをよく頑張っていたのですが、まだまだ番号を覚えているだけだったり雰囲気で解いているだけの箇所がありますからそれを克服してもらう目的で頑張ってもらっています。
Hさんは国公立大学と関西の難関私大希望で、あまり文法問題に時間をかけるのは得策ではないと考え、「文法問題のための」文法学習の比重は軽めにしています。
■なぜこの取り組み
何でこんな面倒くさいことをしているかというと、こうすることで忙しい日常に勉強を組み込めるからです。
「文法の勉強しといてね、リーディングの勉強しといてね」と言っても、それはほとんど何も指示をしていないに等しいということを私自身学びました。
生徒様も何を勉強していいか分からなくて気持ちが焦るばかりで結局勉強ができない、ということが昔あったのです。
上記した通り、みなさん忙しいので勉強の優先順位は必然的に下がる傾向にありますからね。
しかし、このようにすると優先度が上がりますし、生徒様は何に取り組んだらいいのか確認できます。
プレッシャーにはなりますが、すべきことが明確になりますからこの表をありがたく感じてくださる方は多いですよ。
ちなみに高校生の場合、ほとんどスケジュールがズレて行きます。
予期せぬ予定が入ったり、疲れて勉強できなかったりが主な理由です。
ですから、土曜日と日曜日はできなかった箇所や復習の日として使ってもらうためにスケジュールを組んでいないことが多いです。
お休みのための空きではありません。
■最後に
私の経験上、生徒様に取り組んでもらっているより正直もっといいと思う勉強法はあります。
しかし、自分のやり方を提案してもなかなかうまくいかないことが多いです。
それは私の性格に合った勉強法であるかも知れないし、私の好きな勉強法だからなのかも知れませんし、私が積み上げてきた経験があるからかも知れません。
ですから、生徒様には基本的にはコツコツ順番通り勉強してい頂く方法にしています。
勉強していく過程の中で、自分に合う方法があればそれに変えればいいと言っていますし、自分のペースが見つかればペースは速くなっても遅くなってもいいと言っています。
ただ、その方法や内容が本当にいいのかは確認しています。
きちんと勉強自体ができて、内容を消化できていくことが勉強において大切ですからね。
同じような問題を何回解いても毎回間違えるようなことがあってはならないです。
塾生でなくても、こんな表が必要であればいつでもお声がけ下さいね。
喜んでお手伝いさせてもらいますよ!