英検2級と準1級は談話標識を覚えよう!
2023.8.15
こんにちは、兵庫県三田(さんだ)市、えんどう英語塾の大樹です。
今回は談話標識(ディスコースマーカー)について書いていきますね。
談話標識はディスコースマーカーとも呼ばれていて、文の筋道を示してくれる単語です。
例えば、順接ならand、逆接ならbutなどです。
挙げだしたらキリがないくらいたくさんありますし、意味を覚えるのもなかなか大変なものも中にはあります。
英検では準1級と2級の大問2空所補充の問題で必ず出題されています。
TOEICではPart6で出題されています。
これの攻略に苦労する理由としては、上に書いたように単(熟)語の意味を覚えないといけないことに加え、文の意味を理解しつつ、その前後の関係が理解できていないといけないという三重苦があるからです。
また、文中で出題されるならまだしも、段落の最初に出題されると難易度が上がります。
段落はトピックそのものが変わるので話の展開が掴みにくくなりがちなので、その先頭に談話標識が来ると問題が解きにくくなります。
私も英検の準1級や2級の問題をといていてもいまだに悩まされることもあります。
また、TOEICの練習でもほぼノーミスなのに、唯一間違えたり自信が持てないものが談話標識を選ぶ問題ということがありました。
生徒さんの傾向を見てても談話標識を選ぶ問題は間違えやすいと思います。
実は、生徒さんの英検対策として、2級の談話標識を収集しています(どんな収集やねん・・・)。
以下に過去3回分書いていますので、参考にしてみてください。
■2級 2023年第1回
For now: 今のところ
Until then: その時まで
With luch: 幸運にも・運がよければ
By contrast: 対照的に
Despite this: これにも関わらず
By chance: 偶然にも
As a result: 結果的に
On the other hand: 一方で
■2級 2022年第3回
In response: それに応じて・それに答えて
At least: 少なくとも
On average: 平均的に
with luck: 幸運にも・運がよければ(このブログで2回目!)
After a while: しばらくして
In exchange: 引き換えに
To make matters worse: 更に悪いことには
For this reason: こういう理由で
■2級 2022年第2回
In spite of this: これにも関わらず(≒ Despite this)
Therefore: それゆえに
Likewise: 同様に
In particular: 特に
In any case: いずれにせよ
Unfortunately: 不幸にも・残念ながら
By mistake: 偶然にも(≒ By chance)
Similarly: 同様に
英検は単語の使いまわしがあると言われますが、この談話標識も同じです。
たった過去3回分だけでもwith luckが2回出ていました。
また、despite this≒inspite of this、by chance≒by mistakeとまとめて覚えれば一石二鳥です。
最初に書いたように談話標識の単(熟)語の意味は覚えにくいのですが、過去問から絞って覚えていけば労力も少な目ですみます(個人的にこういう指導は好きではないですが、英検も試験なのでこれもテクニックの一つですね)。
えんどう英語塾では、過去14回分のテストからのデータをまとめております。
もしデータをお望みの方がいらっしゃったらお声がけ下さいね!