「通行人」は2つの英単語で、「傍観者」は?
2023.5.12
こんにちは、兵庫県三田(さんだ)市、えんどう英語塾のGriっと先生です。
先日5/8日東京の銀座のド真ん中で、白昼堂々強盗事件がありましたね。
今回はそれに関する記事から「通行人」「傍観者」という英単語をピックアップしました。
THE JAPAN NEWS という英字新聞がありますが、そのウェブサイトは読売新聞の社説を英語で読むことができます。
もちろん読売新聞の社説はそのウェブサイトで日本語で読むことができます。
5/10日の社説で銀座の事件が触れられていました。
タイトルにあるように、「通行人」は passersby・pedestrians、「傍観者・見物人」は bystanders・onlookersという単語が使われていました。
私も言われれば分かりますが、この4つパッっと出てくるかな(グェェ)・・・
これらの単語について少し見ていきましょう!
passerby:意味は「 通行人・通りがかりの人」。複数形はpasserbysではなくpassersby。複数形の作り方に気を付けるべき単語ということで、高校の問題集でもたまに見かけます。
pedestrian:意味は「歩行者・歩行旅行者」。pedは「足」の意味で、ペダル(pedal)、ムカデ(centipede=centiは「100」)とも関連があります。ianは「人」という意味です。
bystander:意味は「傍観者・見物人」。by+stander「傍に立つ人」ってニュアンスですね。ちなみにbystandという単語は辞書に載っておらず、bystand+erという解釈はしないみたいです、ヘー。
onlooker:意味は「傍観者・見物人」。自分は「野次馬」という意味で覚えています。
読売新聞で「通行人・人通り」と記載されているものが、THE JAPAN NEWSでは passersby・pedestriansとそれぞれを表現されています。
面白いのは、bystanders・onlookersという単語はTHE JAPAN NEWSでは使われているものの、読売新聞では「傍観者」、「見物人」もちろん「野次馬」とも書かれていませんでした。
つまり、この場合読者は文の前後関係から「誰」かを判断させられる訳ですね。
ひょっとしたらこの三つの日本語は、今回は使いにくいのかも知れませんね。
「傍観者」だと無責任な感じがしますし、「見物人」だとイベントっぽいし、「野次馬」だと口語っぽいですからね。
日本語はあえて「傍観者・見物人・野次馬」と表記せず文脈でとらえるようにさせている一方で、英語は明確にbystanders・onlookersと記載しているのは面白い発見でした。
何かこんなこと大学でやりましたわ昔 笑
Let’s read editorials(社説)!