高3春期講習!
2023.4.4
こんにちは、兵庫県三田(さんだ)市、えんどう英語塾のGriっと先生です。
この間、武庫川沿いを歩いてきましたが、桜がちょうど満開で凄くきれいでしたよ。
4月2日日曜日は高三生対象の春期講習を行いました。
1日だけの4時間の講習会でしたが、みんな知り合い同士で和気あいあいとした雰囲気の中にも真剣さが伝わってとてもよかったです。
今回のテーマは、「受験に向けた自主学習の仕方の確認」です。
生徒様には伝えていなかったのですが、「受験に対して危機感を持つ」というのも内緒のテーマでした。
具体的な内容は以下の通りでした。
①文型・句と節の復習
②自由英作文
③精聴トレーニングの仕方
④大学入試の問題演習
①の文型・句と節の復習ですが、ウチの塾での長文問題演習ではこれらはなるべく確認するようにしています。
意外にも高校ではあまり文型の確認などはやっていないらしく、若干複雑な文を読むときに混乱することがあるようです。
昨日の講習会をして驚いたのですが、1年間かけて文型や句や節の確認をくどいくらいしてきた生徒様はかなり文を正確に読み解くことができていました。
もちろん、文を読むためには単熟語を知っていないとダメで更に強化が必要なのですが、この生徒様には「文が透けて見えている」のだろうと思いました。
②の自由英作文ですが、どの生徒様も英検2級か準1級合格を目指されています。
これまでは、自分の思いたことをシンプルな文で書くというような方法をされていました。
しかし、それではなかなか間違えが解消されず、減点されてしまうことを伝えました。
そして、ライティングに必要なこととして、抽象的な内容から具体的な内容を考えることをまず伝えました。
一つのお題について、日本語でどこまで具体的な内容を考え出すことができるかチャレンジしてもらいました。
考えをひねり出し続けるのは意外に大変な作業だと生徒様も感じていたようです。
次に、英文の型を覚えてもらい、書きたいことを書くのではなく書ける形を身に着けてそれに当てはめて書く、ということをしてもらいました。
その後、一文一文が独立して箇条書きのようにならないように、談話標識(ディスコースマーカ―)を使う練習もしてもらいました。
このライティング練習はかなり効果があり、1時間くらいの練習で私が合格点を出せるレベルのものを全員が書いて下さいました。
③精聴トレーニングの仕方を確認しました。
最初に、リスニング練習の間違った方法を伝えました。
例えば、一生懸命問題ばかり解く・解答や解説の確認だけして終わる、というようなことです。
リスニングは音読しないと身には付かないということを伝え、その正しいやり方を説明し実際に練習してみました。
それほど多くの時間を取ることはできませんでしたが、全員一生懸命取り組んでいるのが印象的でした。
④は昨日の締めとして、某難関大学の入試問題を一緒に解いてみました。
この記事の冒頭にも書いたように、生徒様には自分がどれほど難しい大学に挑もうとしているのかショックを受けてもらうための荒治療みたいなものでした。
この大学の問題の中でも比較的易しい長文1題、4択の文法問題、整序問題にチャレンジしてもらいました。
長文は難しくはなかったようで、そこは多少の自信になったようです。
ただ、文章中の空所補充問題で思ったよりミスが出たことにショックを受けていました。
読めることと答えられることは別ですから、そこを理解してもらえました。
文法問題も空所補充もミスが多かったです。
特に悔しいのが、学校やウチで勉強したから答えを聞けばわかるのに言われなけば気づけないものがある点だと言っていました。
解答力の弱さをみなさん痛感されていました。
このように、今回の春期講習は予定の時間をオーバーしながらも、充実した4時間となりました。
ある生徒様は、「大学の過去問が解けなくてそれが一番悔しかった」と、今回の秘密の目標が伝わってくれました。
その一方で、私が一番うれしかったのは、「とても楽しかったからまたみんなでやりたい」と言ってもらえたことです。
私も今回凄く充実感を得ることができたので、こんな時間が今後もずっと続いて欲しいと心から思いました。
そして次回の講習会はもっと大人数で盛り上がって欲しいと思います。
参加されたみなさん、本当にお疲れさまでした!